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佐野さんは家業を継がれるんですね? |
ええ。まだ引退していませんが、今の勤め先は父が起こした会社で、僕が2代目になりますね。
ただし、ACEを卒業してすぐ入社したわけではありません。卒業してから3年間は、同業他社を2ヶ所経験して、いわゆる修行時代を経てからここに来ました。
うちの会社は業種でいうと「製缶加工業」に当たるんですが、同じ製缶でも扱う素材がいろいろあるんですよ。うちはもともと鉄だけを扱っていたんですが、修業先でステンレスなど別素材の技術が得られたので、それを持ち帰り、業務内容を広げました。
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なぜCAD・CAM学科を選んだのでしょう? |
高校卒業のとき、いずれは継ぐわけですから、家業に役立つ何かを学ぼうと思ったんです。それで、専門学校に行って、その後4〜5年ほかの会社で修行して家に入るという、大まかな計画を立てた。CAD・CAM学科を選んだのは、将来、製造オンリーのうちの会社に「設計部門」を置くことを目標にしたからです。今はまだ実現していませんが、準備は進めていますし、設計図で発注を受けたときに最初から図面が読めたので、ずいぶん役に立ちましたよ。
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どんな学生時代でしたか? |
実によく遊んでしまって(笑)。あまり真面目な学生ではなかったと思います。
僕が学校で学んだことの大切さを知ったのは、社会に出てから。先生が言っていたのはこういうことかと思い返したり、実際に当時の教科書を何度も読み返したりしました。
ACEを卒業した後の3年間が、僕にとっては正念場だったんですよね。人が5年かかるところを3年でやろうと決めて、がむしゃらに働きました。休日はないし、連日夜遅くまで残業して。おかげさまで一人前と認めてもらえて、3年で家業に入ったわけです。
今でも、学校の教科書は活用していますよ。うちの会社には正社員の他にアルバイトの若い子たちもいますから、彼等に教える立場になった今、もう一度教科書を読み直しています。
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最後に、入学希望者へのメッセージを。 |
月並みですけれど、「今を一生懸命生きる」ことが大切だと思います。将来のことを考えろと言われても、分からなくて当たり前ですよね。僕も、迷ったり、見えていなかったことがたくさんあったけれど、今目の前にあることを一つひとつ積み重ねていくことが、明日を作っていくんだなと実感した。
あと、先生が言うことは素直に聞いておいた方がいいですね(笑)。ACEはとてもアットホームだったので、今でも時々先生にお会いしてご指導いただくことがありますが、学生時代とは違う観点で話を聞いてみると改めて、いかに大切なことを教えてくれているか分かりますよ。
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